ショウガのイラスト

生姜についての基礎知識

生姜は和食や中華などには重宝する食材です。
育て方も簡単なので初心者向けに最適な品種になります。

4月の段階で地温が15度になる温暖な地域に育つ食材ですから、九州や四国など南部の地域での栽培が向いているものです。
そもそも信州甲信越エリアくらいになると、種ショウガそのものが入手困難になります。

生産地として該当しないエリアでも、基礎知識として覚えておいて損はありません。
これから生姜に挑戦してみようという人は、ぜひ基本的な事を覚えて、ショウガ作りに励んでみてください。

生姜はショウガ科の野菜です。
夏に葉生姜を楽しんだり秋に新ショウガを堪能したりと、様々な味わい方ができるとても魅力的な食材になります。

もちろん薬味としても最高においしい食材です。
害虫もいないので乾燥に注意すれば、簡単に誰でも栽培できます。
大変環境の影響を受けやすいので、細かい環境整備がうまく収穫できるポイントです。

日当たりが欲しいけど直射日光はだめ、適度な日陰が欲しいけど湿気はだめとなかなか繊細な面があります。
ねぎや百合科と同様に夏に植えつけをして4月から5月にかけて葉ショウガの収穫です。
新生姜を食べたい時は10月過ぎの秋に植えつけをして、同じく4月から5月に収穫というように、植えつけ時期が違います。

地域や品種によっても若干違ってきますので要注意です。

生姜は種類によっても辛み具合や風味が違ってきます。
種は色つやが良くしっかり根がついているものを購入する事で、手間のかけ具合が違ってきますので、注意が必要です。

有機質が豊富で適度に湿気があるのがいいので、元肥は堆肥、窒素、リン酸、カリ、苦土石灰をしっかり施して耕起します。
畝たてをするのですが、株間は30cmです。

植える時に大きい種があれば50g前後になるように、手で割って植えていきます。
連作障害を防ぐために、植えつけた畑は1年以上おくのが一般的です。

生姜を植える上で気を付けること

低温で成育が抑えられるので、マルチを駆使すると役にたちます。
ほどよい湿気と日当たり、そして日陰が良いという事で、敷きわらマルチと開閉自由な日よけが適切です。

追肥と土寄せを夏までに3回やるのが一般的な栽培方法になります。

生姜の保存方法にはちょっとこつが必要なのです。
室温を13度から15度に保つ事、茎と根を切り落とす事、土つきで保管す事、高湿度である事となるのですが、なかなか神経質です。
この条件下にあるのが、土の中です。

生姜は各個新聞紙にくるんで20㎝ほどの穴に、新聞紙にくるんだショウガを横にして入れます。
穴の底にはわらがしいてあります。いわゆるショウガとわらと土を交互にサンドイッチ型につい上げていくというものです。

生姜の季節

春から夏にかけてが生姜の旬です。
長期保存がきくように、乾燥させるのですが、干すと辛みが増ぅヒネショウガになります。