3本の人参

意外と知らないニンジンのこと

ニンジンはセリ科の根菜類です。
カルシウムや鉄分が豊富であり、特に冷え性改善に最適なので、ぜひ積極的に食べたい野菜の1つでもあります。

春から冬まで年中いつでも栽培可能です。
発芽の難易度が高いのでそれをも見越して、多めに播種するのがポイントになります。

仮に大量に発芽しても間引き収穫で葉を食べる事ができますから、無駄になりません。
実が肥えてくると葉が硬くなり、アクも強くなりますが、それまではおひたしにしたり天ぷらにして食べたりなど、様々な用途で使えるのであれば重宝します。

発芽までは乾燥させないのが発芽を促進させるポインドです。
播種から収穫までの日数が種類にもよりますが最速80日程度で食べられます。

播種時期は春先と夏の2回作業すればほぼ1年中食べられる作物で、夏はこまめに収穫するのがこつです。

あまり大事に食べていると肝腎の実がすかすかになってしまう可能性も出てきます。
適度のお湿りと水はけの良さとの両方が必要です。
しっかり深く耕す事で土をほくほく状態にしておく事も、収穫しやすさと形の良いにんじんを作る事ができます。

何回かにわけて肥を蒔く説明もありますが、要は肥料が土と馴染んでいる事こそ重要なのです。
最初に一度に肥料を投じても問題ありません。

土作りのために堆肥を蒔き、窒素肥料、リン酸、カリ、苦土石灰をまいてほくほく土を耕します。
2週間以上そのまま畑に馴染ませた後、30㎝以上の高畝にしてから、30㎝間をおいて溝を2本ひき、ぱらぱらと条蒔きした後、たっぷりと灌水します。
欲を言えば雨が降った次の日中くらいに播種する方が、発芽を促進できるのでおすすめです。

ニンジンの育て方

乾燥しすぎる発芽してくれないので、特に暑い夏に播種する時は要注意となります。
大変でも乾燥がひどい時は灌水をする事で、発芽を促すのが賢明です。

灌水の手間を考えると家からあまり遠い畑だと、手間が二重になります。
根菜類の成長には窒素とリン酸が重要なのですが、かといって酸性土だと逆効果です。

堆肥がなんの堆肥なのかが問題になります。
最もおすすめなのは鶏糞です。
窒素とリン酸がバランスよく混合されています。

覆土を厚すぎないように若干薄めに覆土するのがポイントです。
かといって、しっかり覆土しないと雨や灌水で種が流れていってしまいます。

目安として5mm程度と覚えておけば安心です。
10日たっても発芽が悪ければまき直しをします。

ニンジンの収穫

作付け設定によって変わってきますが、夏に播種するのは灌水が大変ですが、雨期に合わせて播種すれば秋かた翌年春先まで間引き収穫で食べる事ができます。
春先に播種すれば夏に食べられます。
夏に食べるのは少し少ない程度で充分です。