
エアコンの温度調整で電気料金は変わる
電気代を節約したいと思ったら、まず、思い浮かぶのが、エアコンの設定温度ではないでしょうか。
環境省が奨励するのは、冬は20℃、夏は28℃です。
冬、いつも21℃にしていた家庭が1℃下げて20℃にするだけでも、ひと冬で約1430円も節約できます。
夏の場合、27℃から28℃に1℃上げるだけで、ひと夏約820円です。
合計で2.2kwを9時間使用と考えて年間約2250円の節約。
なかなかのものです。
合わせて、こまめにフィルター掃除をする、扇風機やサーキュレーターで効率アップという対策も行うといっそう良いです。
このように、エアコンは工夫次第で節約できます。
冷蔵庫や照明はどう?
まず、冷蔵庫はどうでしょうか。
置き場を考えると良いです。
周囲と5cm以上、すきまを空けて下さい。
上、左右が壁にくっついていると冷蔵庫は、放熱がうまくできなくなるのです。
そうなると、効率が下がってしまい、電気代も掛かります。
適切な隙間があれば、電気代が下がり、年間1220円の節約になります。
庫内も重要です。
温度設定をより弱いものにすると電気代節約になります。
「強」から「中」に変えるだけでも、年間約1670円の節約です。(室温22℃の場合)
また、庫内は詰め込みすぎないように。
詰め込み過ぎは、冷気の流れを悪くします。
常温で保存できるイモ類、ニンニク、玉ねぎは入れないようにしましょう。
入れるものを半分に減らすだけで年間約1180円の節約です。
照明はこまめに消すことです。
54Wの白熱電球を1日1時間短くしただけで、約530円の節約。
必要な時飲みに、付ける様、家族で徹底すると良いでしょう。
待機電力の削減も考える
待機電力の削減も大事ですが、気をつけなければいけないことがあります。
それは、抜いていいもの、良くないものがあるということ。
例えば、抜いてはいけないものは、タイマーを使うようなブルーレイ等の機器、常に接続していないといけない冷蔵庫や電話機等、エアコン等、安全上の問題がある機器です。
これらは、リモコンで主電源をオフにする、節約モードを利用するといった方法があります。
プラグを抜いてもいいものは、テレビ、パソコンのディスプレイ、パソコン本体、タイマーを使用していない炊飯器等があります。
トイレの電気便座も、つけっぱなしにしておかなくても用が足りますし、カバーを利用するという方法も工夫できるでしょう。
電気料金の見直しを考えよう
基本から、電気料金を見直すということもできます。
新電力会社が参入してきていますから、様々なサービスが出てている昨今です。
各社の比較サイトもありますから、そういったところを利用して、各家庭の生活に合うプランに見直すというのも、いかがでしょうか。
たとえば、昼間は仕事でほとんど家にいないので、夜間電気代が安くなるプランに変更する、家族が多く、生活時間が様々なので、全時間帯安くなるプランに見直すということも考えられます。
ご家族と話し合って、より良いプランにすると良いでしょう。
契約アンペアの見直しも良いです。
アンペアごとに電気代は異なります。
10Aでひと月280円80銭、15A 421円20銭、20A 561円60銭、30A 842円40銭、40A 1123円20銭、50A 1404円、60A 1684円80銭となっています。
でも、むやみやたらに下げてしまって、すぐにブレーカーが落ちてしまうのも問題ですから、最も電気を使う冬を目安に考えて下さい。
その他でも、節約できる
窓の断熱があります。
窓に断熱シートや断熱フィルムを貼ると、ちょうど良い室温を維持できます。
冬用、夏用、オールシーズン用とありますが、貼り直しが面倒と思う人は、オールシーズン用がおすすめです。
その他、カーテンを断熱のものにする、厚手のものにするという工夫も良いでしょう。
断熱シートとのダブル効果も期待できます。
こうすることで、冬にプラス2℃、夏にマイナス2℃の効果がありそうです。
そうすると、エアコンにかかる電気代は、年間約4500円の節約になります。
少々、お金が掛かりますが、省エネ商品ねの買い替えも電気代の節約につながってくるものです。
たとえば、2.8kWのエアコンは、2006年のものと2016年のものを比べると、消費電力は約7.5%も減っています。
年間で言うと、約1780円の節約です。
初期投資はありますが、何年かで考えると大きな節約になります。
このように、様々な電気代の節約方法があります。
お宅の予算等も考えて、良い方法をご選択ください。